アパート売却で必要な費用一覧
| 費用の種類 | 内容 | 目安金額 |
|---|---|---|
| 仲介手数料 | 不動産仲介会社に 支払う手数料。 ※売買価格の3%+6万円 +消費税 | 1,000万円の売却の場合、約36万円 ※800万円以下は30万円 |
| 印紙税 | 1,000円〜2万円程度 | 売却金額による |
| 司法書士 | ・抵当権抹消登記 ・氏名/住所変更登記 ・相続登記 | 数万円〜数十万円 |
| 測量費用 | ・隣接地との境界確定など ・面積を計測する | 15万円〜80万円 (必要に応じて) |
| ローン一括返済手数料 | ローンがある場合 | 数万円~ |
| 譲渡所得税 (所得税・住民税) | 【保有期間が5年以下】 ・39.63% (所得税30%、住民税9%、特別復興所得税0.63%) 【保有期間が5年超】 ・20.315% (所得税15%、住民税5%、特別復興所得税0.315%) | 相続の場合と、購入の場合で納税額に差がでます。 |
<仲介用の計算ツール>
アパート売却費用 計算ツール(概算・減価償却対応版)
金額はすべて万円単位で入力してください。
結果がここに表示されます。
アパートの減価償却に注意

売主
10年前に築25年のアパートを4000万円(建物1500万円)で購入したの。
仮に4000万円で売ったら、経費をマイナスするだけじゃないの?

センター所長
土地は減価しませんが、建物は減価償却します。
例えば、10年前に購入した木造住宅の建物部分が1500万円とすると、
その木造アパートは耐用年数22年のため、
2500万円を4年で償却すると「簿価1円」となります。
| 構造の呼び方 | 詳細 | 住宅用 法定耐用年数 |
|---|---|---|
| 木造 | 木造・合成樹脂造 | 22年 |
| 軽鉄(軽量鉄骨) | 金属造(骨格材肉厚3mm以下) | 19年 |
| 軽鉄(軽量鉄骨) | 金属造(骨格材肉厚3mm超〜4mm以下) | 27年 |
| 鉄骨(重量鉄骨) | 金属造(骨格材肉厚4mm超) | 34年 |
| RC | 鉄筋コンクリート造 | 47年 |
| SRC | 鉄骨鉄筋コンクリート造 | 47年 |
>減価償却の詳細はこちら
事業用資産の買換えの特例
事業用資産の買換えの特例は
「今持っているアパートや土地(事業用資産)を売って、別の新しいアパートや土地(事業用資産)に買い替えた場合、売却益にかかる税金の一部を、すぐに払わなくて済むようにする制度」です。
これは「税金がゼロになる」のではなく、
「税金を払うタイミングを将来に繰り延べる(先送りする)」という点がポイントです。
詳細解説はこちら
なぜアパートオーナーにメリットがあるの?
- 手元の資金が残る(キャッシュフロー改善): アパートを売却して利益が出ると、通常はその利益に対して税金がかかります。しかし、この特例を使えば、その税金の一部をすぐに払わずに済むので、買い替え後の新しい物件購入資金や、修繕費、次の投資資金として手元に多くのお金を残せます。
- 事業の継続・拡大をサポート: 古い物件を売って新しい物件に買い替える際に、税金負担が軽減されることで、よりスムーズに事業を継続・拡大しやすくなります。「もっと良い立地の物件に買い替えたい」「規模を大きくしたい」といった場合に役立ちます。
特例の仕組み(超シンプルに)
- 売却益の課税を繰り延べ: 古いアパートを売って出た利益(譲渡益)のうち、特定の割合(例えば80%など)については、すぐに税金をかけないで済みます。
- 新しい資産の「取得費」を減額する形で調整: 繰り延べた税金分は、買い替えた新しいアパートの「取得費(買った時の値段)」から差し引かれます。例えば、1億円で新しいアパートを買ったとしても、特例を適用すると、税金計算上の取得費は8,000万円のように減るイメージです。→圧縮記帳と言います。
具体的な流れのイメージ:
- 古いアパートを5,000万円の利益で売却
(税金は利益の約20%(長期)と仮定すると1,000万円) - すぐに新しいアパートを1億円で購入【特例を使わない場合】
→ 利益5,000万円に対して約1,000万円の税金を支払い、
手元に残るのは9,000万円(1億円-1,000万円)。【特例を使った場合(繰り延べ割合80%の場合)】
→ 利益5,000万円のうち、80%の4,000万円は税金が繰り延べられる。 → 残り20%の1,000万円に対して税金(約200万円)を支払う
→ 新しいアパートの取得費1億円から、繰り延べた4,000万円を差し引く。 税金計算上の新しいアパートの取得費は1億円 – 4,000万円 = 6,000万円 になる。 → 手元に残るのは9,800万円(1億円-200万円)。手元資金が多く残る!【注意点】 新しいアパートの取得費が6,000万円になったということは、将来そのアパートを売却する時の利益は、取得費1億円の場合よりも多く計算されることになります。また、減価償却費も取得費が減った分だけ少なくなるので、毎年計上できる経費が減り、その分、毎年の課税所得が増えることになります。 つまり、税金は将来的にどこかでツケを支払うことになります。
主な適用条件(ざっくりと)
- 売る資産・買う資産が事業用であること: アパートやその敷地など、不動産賃貸業に使われているものが対象。
- 売却と取得の時期: 原則として、同じ年、または売却の年の前後1年以内に買い替えを行う必要があります。
- 売却資産と買換資産の組み合わせ: どの地域の物件を売って、どの地域の物件に買い替えるかによって、特例が適用できるか、また繰り延べ割合(80%か75%か70%かなど)が変わってきます。例えば、都心部から地方へ買い替える場合など、特定の組み合わせが優遇されることが多いです。
まとめ
<売却にかかる費用>
①仲介手数料
②印紙代(WEB契約の場合は0円)
③司法書士(抵当権あり、相続登記ありの場合)
④測量費用(必要な場合)
⑤ローン返済一括手数料
⑥譲渡所得税(長期/短期)
<減価償却に注意>
| 構造の呼び方 | 詳細 | 住宅用 法定耐用年数 |
|---|---|---|
| 木造 | 木造・合成樹脂造 | 22年 |
| 軽鉄(軽量鉄骨) | 金属造(骨格材肉厚3mm以下) | 19年 |
| 軽鉄(軽量鉄骨) | 金属造(骨格材肉厚3mm超〜4mm以下) | 27年 |
| 鉄骨(重量鉄骨) | 金属造(骨格材肉厚4mm超) | 34年 |
| RC | 鉄筋コンクリート造 | 47年 |
| SRC | 鉄骨鉄筋コンクリート造 | 47年 |

センター所長
あくまでも一般論です。
税務については、必ず税理士さん、税務署に確認願います。
※当センターは税務相談は法律上できませんが、
ご紹介などは可能です。



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